特集:
2008/04/08 日記<超高層マンション>
超高層マンション
超高層マンション(ちょうこうそうマンション)とは、従来のマンションと比べて際立って高い住居用高層建築物の俗称。その外観の形態からタワーマンションとも言う。日本では超高層マンションに対する法的な定義はないが、建築基準法などの構造基準の違いから「高さ60メートル|m以上」とする場合、環境アセスメント条例が適用される「高さ100m以上」とする場合が見られる。また、「階数が20階以上」とする場合や、単にその都市の平均的なマンションの高さと比べて際立って高い場合に広告としてこの名称が用いられる例も見られる。
世界
世界最高層の超高層マンション
2007年11月現在、世界最高層の超高層マンションは2005年にオーストラリア・ゴールドコースト (クイーンズランド州)|ゴールド・コーストに竣工した『Q1 (ビルディング)|Q1・タワー』(地上80階建・323m)である。2003年竣工のアラブ首長国連邦・ドバイの『21st Century Tower』(地上59階建・269m),2004年竣工の韓国・ソウル特別市|ソウルの『Tower Palace Three - Tower G」(地上69階建・264m)などがそれに次ぐ。
アメリカ合衆国
ニューヨーク市では、早くも20世紀前半・世界大恐慌の前後には高層アパートメントの建築ラッシュを迎えている。同時期、同市セントラル・パークの西側沿いには、「サン・レモ(The San Remo)」(1930年、27階建て)、「エルドラード(The Eldorado)」(1931年、30階建て)、「センチュリー・アパートメント(The Century Apartment)」といった、主にアールデコ様式を用いた何れもツイン・タワー形式のアパートが計5施設完成している。これらのアパートは現在でも歴史的建築物として保存され、ステータスを備えた超高級アパートメントとして高額で売買が行われている。第二次世界大戦後には、同市マンハッタンのミッドタウンやアッパーイースト地区には無数の高層アパートメントが林立するようになった。欧米における集合住宅の居住形態ではベランダやバルコニーが必要とされないため、それらの建物の外観はオフィスビルやホテルなどとの区別が付き難いことが多い。2001年、マンハッタン東部、国際連合本部ビルの正面に完成し、不動産王ドナルド・トランプが所有する「トランプ・ワールド・タワー(Trump World Tower)」(262m、72階)は、1990年代以降に西半球で建設された高層ビルとしては最高の高さである。住居専用の建築としては現在でも西半球で最高層となっている。同ビル1階には日本料理店が入居するほか、日本人メジャーリーグベースボール|MLB選手が居住していることでも知られる。
Image:Cental Park West - Dakota - San Remo.jpg|センチュリー・アパート(左端)、サン・レモ(右端)セントラル・パーク西側の歴史的建造物群。
Image:Trumpworldtower 23may2005.jpg|トランプ・ワールド・タワー
日本
第二次世界大戦後の日本では持ち家に住むことへのこだわりが強く、災害(地震・火災)の面からも高層居住への不安が強かったため、高層マンションはなかなか受け入れられない傾向にあった。また、高層建築物に対応できる消防車(高機能なポンプ車・高層用はしご車など)が配備出来ていない自治体も多かった(現在は11階以上にスプリンクラー設置が義務化)。1974年、鹿島建設が自社の社宅「椎名町アパート」(18階建て)をRC構造で建設したことにより、マンションの高層化が可能であることが立証され、1976年に住友不動産がさいたま市中央区 (さいたま市)|中央区(当時の与野市)に建設した「与野ハウス」(高さ66m、21階建て)が一般向けの第1号といわれる。当初は、容積率や日照権などの問題から、超高層マンションを建てるには広い土地が必要であり、土地取得のし易い郊外や河川沿いなどに立地する例が多かった。1997年第140国会において、規制緩和の流れから、容積率上限を600%まで、日影規制の適用除外とする「高層住居誘導地区」が導入され、また、廊下・階段等を容積率の計算から除外する建築基準法の改正案が成立した。これにより、地価が下落した都心において、超高層マンションが充分にペイするようになり、景気の回復も後押しして超高層マンションの建設ラッシュが起きた。さらに、大量に都心に住居が供給されたことにより、都心回帰と呼ばれる現象も惹起した。近年では、開発業者が都心での超高層マンション適地の取得が困難になってきたことや、一般に超高層マンションが浸透したこともあり、大都市近郊でも住宅の超高層化が進んでいる。現在日本で最も高い超高層マンションは、大阪府大阪市港区 (大阪市)|港区弁天(最寄駅:弁天町駅)に2006年8月竣工されたクロスタワー大阪ベイ(設計:昭和設計)であり、高さ200.4mで54階建てとなっている。
現在の超高層マンション
2008年1月時点での全国の超高層マンションの高さの順位は以下の通り。
Image:Acty-sio.JPG|アクティ汐留|汐留H街区超高層棟
Image:PARK AXIS AOYAMA 1 Chome Tower.jpg|パークアクシス青山一丁目タワー
Image:2007 0919 THE TOKYO TOWERS 01.jpg|THE TOKYO TOWERS
Image:Sumida river06s3872.jpg|大川端リバーシティ21
Image:Gifu City Tower 43 01.JPG|岐阜シティ・タワー43
Image:CityTower-Nishiumeda.jpg|シティタワー西梅田
Image:ORC200.jpg|クロスタワー大阪ベイ(画像一番奥の高層マンション)高さ200.4mで日本一高い超高層マンション
Image:Grace tower01s3200.jpg|グレースタワー(岡山市)
Image:Top-one Shikoku01n3872.jpg|トップオブ四国(高知市)
建設中の超高層マンション
今後、竣工する超高層マンションの高さの順番は以下の通り。40階を超える超高層マンションが次々と完成する予定。
計画中の超高層マンション
現在計画中の超高層マンションの高さの順位は以下の通り。着工の目処が立っていないものもある。
問題点
長周期地震動との共振の可能性
超高層建築物の固有振動の周期は低層の建物に比べ長いので、地震動の周期の長い海溝型巨大地震の地震動との共振の可能性が最近は指摘されるようになった。日本の超高層ビルの歴史は浅く、実際の海溝型巨大地震を経験した超高層ビルはない為に経験的予測はできず、シミュレーションに頼るしかない。
尚、超高層マンションの高層階では海溝型巨大地震の長周期地震動との共振に備えて家具の固定が推奨されている。
関連項目
外部リンク
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